なぜフリーのプログラマーは深夜に仕事をする人が多いのか

仕事関連の雑記

プログラムをフリーランス等に外注している方なら知っている人も多いと思いますが、フリーでやっているプログラマーは深夜に仕事をしている人がけっこういます。
理由としては、静かで誰にも邪魔されず、集中してプログラムを打つ事ができるからです。
深夜は周りの騒音も少ないし電話もメッセージも来ない。
プログラマーにとって物凄い最適な環境な訳です。

なぜ深夜が最適な環境なのか?

それは、プログラムを打つという行為がとんでもない集中力が必要な事だから。
自身は元々はプログラマーではなく、全く関係ない他の業種からこの世界に入り、もう10年以上経ちます。

それ以前の職業は携帯電話屋の店長だったり、車の整備士だったり、車の貿易業だったり、ソニーの工場で流れ作業でプレステを組み立ててたりなど、職を転々としつつ、ネットの情報を見つつ独学でデザイン・コーディング・PHPプログラムを学び、現在の自営業に至ります。
転職で言えば5回くらいしてる。
社会不適合者ともいえるくらい転職を繰り返したその成れの果てが現在です。

そのような様々な職をしてきた異色のエンジニアですが、プログラム職は8時間、下手すると24時間以上プログラムを打ち続けるという作業に性格が見合っているかどうかと集中力を維持し続ける精神的・身体的能力が備わってないとがないと絶対にできない。と思う。

最近、なんたらアカデミーみたいな感じで、ネット上の学校?でプログラムを学び、プログラマーになろう!みたいなのが流行っているようですが、あまり騙されないよう。この仕事は性格でかなり合う合わないがあります。
そんな簡単にITエンジニアができれば現状即戦力で働いているエンジニアは皆、苦労しません。
ちょっと覚えたからとランサーズとかで仕事を探してもクレームを大量に貰って、くじけるのがオチです。
(このネット上の学校のプログラマーになろう!関連は別の機会に書いていこうと思います。)

で、話を戻すと、
「プログラマーの才能をフルに活かすにはとんでもない集中力を維持し続けさせてあげる環境が必要」って事。それを個人で維持し続けるには深夜がもっとも相応しい。

プログラムって数時間、針に糸を通すような事をやり続ける仕事です。
その針に糸を通している最中に騒音がなったり、電話が鳴ったり、誰かに声をかけられると、イラっとするわけです。
今、針に糸を通さないといけないのにその行為をさえぎられると誰でも「ちょっと待ってくれ!」とイラっとすると思います。
それを会社勤務のプログラマなら勤務中にホワイト企業であれば勤務時間8時間なら8時間やり続けてる訳ですね。
外注フリーランスの場合は、それ以上にやり続けてる訳です。勤務時間なんてないので。

だから、一番集中できる時間帯で仕事をするようになってきます。
なので朝は寝ていたりします。
納期間近で間に合ってないとか、初っ端からスケジュールがギリギリだと24時間稼働とか48時間稼働とかもあると思います。そうなると深夜稼働は必須になります。

納期でいえば自分が今まで受けてきた案件で一番きつかったのは、確かトップページ&下層20ページくらいにおよぶデザインデータをHTMLコーディングしてテストサイトに5日でアップするといった大手自動車メーカーの案件を受けた事があり、その時は地獄でした。
2日飯食わない・風呂入らないとか当たり前で気が付くとパソコン前で気絶状態で寝てました。
(これ・・・デザイナーやコーダーに依頼する前に放置し過ぎで焦って打ち合わせしてワイヤー書いてがほぼ原因だったりして・・・だいたい、デザイナーやコーダーに依頼する前はかなりの納期期間あるんですよね・・・)

最近、この辺りを理解している優良IT業者さんが増えてきていているようで、プログラマには会社にかかる電話を取らせない方向だったり、社内でも直接話しかけるのではなく、プログラマのタイミングで返事できるようにメッセージアプリで問いかける方向になっているようで、ちゃんとプログラマ目線で考えている会社は考えているのだな!と思った次第です。
まぁ、そのような会社はまだとても希少種ですが。

以上、「なぜフリーのプログラマーは深夜に仕事をする人が多いのか」でした。

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